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2022.12.13

nTopology アップデート内容(10, 11月)【3Dプリンター向け設計ソフト】

みなさま、こんにちは。開発部の川浦です。
10, 11月のnTopologyアップデート内容をお知らせいたします。

Version 3.35

ブロックをコピー時の接尾文字変更

ブロックをコピー&ペーストした際に、これまではコピー元のブロック名の末尾に”_copy”が付与されていましたが、”_1″, “_2″…とインクリメントされる数値が付与されるようになりました。

ブロックの更新

Voronoi Volume Lattice(Version 1.1)

オプションでメッシュを入力した際の処理速度が大幅に向上しました。

上記形状ではバージョン1.0と比較して90秒⇒4秒まで短縮されています
Surface Area from Body (Version 1.2)

モデルサイズが大きくなるにつれて誤差が大きくなっていた問題が修正されました。

Topology Optimization (Version変更なし)

右クリックメニューにHalt Processが追加されました。(①)
最適化計算を一時停止することができ、停止した時点の計算回数でMax Itersationsの値が上書きされます。(②)
再開するにはブロックを複製したうえで、元のプロパティからdensityフィールドを引用し、複製先のInitial density入力に使用します。(③)

Version 3.36

カスタムブロックの直接作成

カスタムブロックの管理がノートブック左側のサイドバーで行われ、その場でカスタムブロックを作成することができるようになりました。
ここで作成されたカスタムブロックはそのファイルでのみ有効で、他のファイルでも使用したい場合はカスタムブロックを右クリックし、Export Blockで外部に保存します。

View Imported Blocksをクリックすると左サイドバーのImportsタブが開きます
Create New Custom Blockをクリックするとカスタムブロック用ノートブックが開きます
Backをクリックすると作成したカスタムブロックが挿入されます

ブロックの新規追加

Split Text

指定の文字列を区切りとしてテキストを分割します。

チェックがオフの場合”,k”で区切られます
チェックをオンにした場合”,”と”k”それぞれで区切られます

ブロックの更新

Mesh from Implicit Body (Version 2.3)

サイズが2.5mを超える大きなメッシュ、または原点から2.5m以上離れているメッシュに対してシャープな形状が正しく保持されない問題を修正しました。
また、結果に自己交差要素がない場合でも自己交差警告が表示される問題を修正しました。

Triangulate Mesh (Version 1.0)

βブロックから正式実装になりました。

Implicit Body from CAD Body (Version 1.2)

Version1.2はβブロックでしたが正式実装になりました。

Version 3.37

プローブラベルの削除機能

解析結果のプローブラベルを直接右クリックすることで、任意のラベルを削除できるようになりました。
(これまでは最後に追加されたものから順に削除されるだけでした)

その他マイナーな更新やバグ修正が行われています。

詳細はnTopologyのヘルプをご確認ください。
導入のご相談やデモの希望など、nTopologyに関するご質問はお問い合わせまでお願いいたします。

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