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2026.01.14

nTop 2025年11, 12月のアップデート内容【3Dプリンター向け設計ソフト】

 みなさま、こんにちは。nTop(旧nTopology)サポートの川浦です。
2025年最後となります、11, 12月のアップデート内容をご紹介します。

複数の設計パラメーターを徐々に変えながら得られる形状を比較していくことで、要求を満たす最適な値を探索することが出来るパラメーター最適化機能が新たに実装されました。
これまで結果を外部に出力して追加処理をしなければならなかった部分が、nTop内で完結できるようになります。
(但し現在は試験実装のβ機能であることをご承知おきください)

その他、複数の操作・表示の改善が行われています。

Version 5.34

パラメーター最適化(Beta)

 要求を満たす設計値の探索ができるパラメーター最適化(逆設計)機能が追加されました。

トポロジー最適化は部材の配置を、フィールド最適化はラティスの太さやシェルの板厚など空間的に変化する値を最適化しますが、
パラメーター最適化は辺の長さや折り返しの回数など、決まった数値の組み合わせを最適化します。

これまではリスト機能を使用することで1つの設計パラメーターについては値を変化させながら複数の結果を出力することが出来ましたが、
2つ以上の設計パラメーターを変化させて2次元、3次元的に結果を出力することはnTop単体では不可能でした。この問題がいよいよ解決します。
設計パラメータ数が増えるほど結果は指数関数的に増大し、全数を比較することは現実的ではなくなるため、探索アルゴリズムをいくつか選択できるようになっています。
詳細はこちらをご参照下さい。

下の画像は体積率を50%以下にしつつ表面積が最大になるジャイロイドのセルサイズと板厚を求めている様子です。

ブロックの追加

パラメーター最適化用ブロック群

※全てβブロックになります

  • Parameter Optimization
  • Parameter Objective
  • Parameter Constraint
  • Constant Parameter
  • Independent Parameter
  • Dependent Parameter
  • Design Parameters from Optimization
  • Evaluate Parameter
  • Tracked Parameters from Optimization

ユーザーインターフェースの更新

コメント機能の変更

 ブロックの間を右クリックして”Add Comment”からコメントを追加した場合、これまでは直下のブロックに紐づいていましたが、
独立したコメント欄が挿入されるようになりました。

現状ではこのコメント欄は選択してもハイライトされませんが、Deleteキーで削除できます。

また、既にブロックに紐づいているコメントもブロック右クリックから”Detach Comment”で切り離すことが出来ます。

テーブルデータの2次元プロット

 下側パネルにテーブルデータを表示している場合、左上の”Show Plot”をオンにするとデータをプロットすることが出来ます。
縦軸と横軸はプルダウンリストから自由に組み合わせることが可能です。

Version 5.35

 使用方法に影響のある更新はありません。

Version 5.36

ユーザーインターフェースの更新

 変数化されていないブロックの右上にはオブジェクト名が表示されなくなり、検索からも除外されるようになりました。

※内部的にオブジェクト名は存在しますが変数化するまで現れません。

↑ 変数化されているBox_2しか検索に現れない

Version 5.37

ユーザーインターフェースの更新

フィールドビューアーの改善
  • ゼロ値ハイライト

 ブーリアンで穴をあけた後に Offset BodyShell Body を使用すると、穴の開いていた部分にも構造が発生することがあります。
これはインプリシットモデルの原理上、数式として0の値の境界部分が残っているためです。
新しいフィールドビューアーではこのゼロ値の境界をはっきりと表示出来るようになりました。

  • 欠陥ハイライト

 値が連続していない(段差がある)部分をハイライトします。

これらのハイライト機能は右パネルのチェックボックスでオンオフを切り替えられます。

無限とNaNの表示変更

 無限(Inf)とNaN(Not a Number)はチェッカーボードパターンで表示されるようになりました。

↑ 0の除算で無限となったフィールドの表示

ブロックの更新

Velocity

 ベクトルフィールドが入力できるようになりました。
流体解析の際、断面に対して一様ではなく変化のある速度を定義することが可能です。

主な更新内容は以上です。その他マイナーな更新やバグ修正が行われています。

より詳しい内容はnTopのヘルプをご確認ください。
導入のご相談やデモの希望など、nTopに関するご質問はお問い合わせまでお願いいたします。

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