みなさま、こんにちは。開発部の川浦です。
9月のnTopologyアップデート内容をお知らせいたします。
Version 3.33
ノートブック内の検索
ノートブックのアウトライン表示において検索バー(ショートカット:Ctrl+F)からフィルタリングができるようになりました。
ブロック名、変数名だけでなく、ブロックのコメント(注記)も検索対象になります。
×を押すかESCキーで解除されます。

ボディ形状に沿ったセルマップ変形
Warp Cell Map to Body(βブロック)
これまで実装されていたWarp Cell Map (β)ブロックはセルマップの全体形状を崩すことなく内部のセルを拡大・縮小するものでしたが、このブロックでは外形も変形させることができます。
(セルマップをある程度トリミングすることが重要です)


スライスデータの作成速度向上
Slice Bodyブロックの処理処理速度が大幅に向上しました。
境界条件シンボルのサイズ変更
シミュレーションにおいて荷重や拘束を表現するシンボル(グリフ)のサイズを設定から変更できるようになりました。

Version 3.34
変数値の表示
パラメータ入力に使用されている変数のチップにマウスカーソルを合わせると具体的な数値が表示されるようになりました。
変数ブロックが遠く離れた位置にある場合、これまでは数値を確認するためにわざわざその位置まで移動していましたがその必要がなくなりました。
現状ではScalar, Temperature, Integer, VectorおよびPoint変数にのみ対応していますが今後拡張予定です。

フィールドを使用したラティス径の仕様変更
ラティスの太さに定数ではなくフィールドを使用した場合、これまでは完全にフィールド値に追従して変化していましたが、
ラティスの節点でのみフィールド値を参照して、その間を補間するように仕様が変わりました。
これによりラティスの処理は高速になりましたが、下図のように2節点におけるフィールド値が同じでその間のフィールド値が変化している場合でも、ラティスの太さは変わりませんのでご注意ください。

これはラティスのみに適用され、TPMSは従来通りフィールド値に追従して厚さが変化します。
代表的なものは以上で、その他マイナーな更新やバグ修正が行われています。
詳細はnTopologyのヘルプをご確認ください。
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