
東京ビッグサイトで2024年1月31日~2月2日に開催された「TCT Japan 2024 -3Dプリンティング & AM技術の総合展-」に出展いたしました。
多くのお客様が当社展示ブースにお立ち寄りいただき盛況の内に終了することができました。
誠にありがとうございました。
当社ブースの様子を一部ご紹介いたします。
ブース内ではザムのご紹介はもちろん各製品・サービスのご紹介を、迫力のある大画面と造形サンプルよりご覧いただきました。

展示会中はドイツからEOS本社・AMCMの社員も来日し、対応させていただきました。
【見どころ】 金属3Dプリンター「AMCM」の大型デモパーツ
本展ではEOS装置による造形サンプルのほか、EOS装置のカスタマイズシリーズ「AMCM」での造形サンプルも展示いたしました。
AMCMについて

AMCM社はEOS装置のカスタマイズを専門とするEOSの100%出資会社です。 レーザーの種類や本数、造形領域、ヒーティング温度、造形雰囲気などをご要望に応じて組み合わせ、オンリーワンな装置をご提案できます。
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AMCM M 8K 造形サイズ デモパーツ

先日プレスリリースでご紹介したAMCM装置の、最新モデル M 8K の造形サイズデモパーツが注目を浴びていました。AMCM M 8Kは2024年内発売予定の装置で、世界最大クラスのサイズの造形を可能とし、1kWレーザーを8本搭載することで造形時間を短縮し生産性を劇的に向上させます。また、お客様ごとの用途に適した造形可能領域や光学系を自由に組み合わせることが可能となっており、ニーズに合わせたカスタマイズ装置を活用することでユーザーは市場での競争力を高められます。 AMCM M 8Kのスペック: 造形可能領域 : W800×D800×H1200mm (オプションにて1,000×1,000×1,600mmも可能) レーザー出力 : 400W、1kW、1.2kW 他 レーザーの種類 : Yb-fiber laser、nLight laser 他 レーザーの本数 : 8本 ※製品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。ご了承下さい。
AMCM M 4K 造形パーツ

EOSの大型機 M400より更に大型のAMCM M 4Kで造形したロケットエンジン燃焼室です。 E-2エンジンの燃焼室を1つのパーツとして一体化成形をしたいLauncherのために、AMCMがM4Kを開発した背景があります。推力10トンの液体ロケットエンジン用の燃焼室と噴射機を作り、NASAステニス宇宙センターで試験をしています。 NASAでの試験の様子 AMCM M 4Kは高さ方向の造形領域を1,000mmまで拡大した1kWレーザーを4本搭載したシステムで、これまで難しかった純銅の造形が可能になるだけでなく生産性向上も同時に叶うシリーズです。 AMCM M 4Kのスペック: 造形可能領域 : W450×D450×H1000mm レーザー出力 : 400W、1kW 他 レーザーの種類 : Yb-fiber laser 他 レーザーの本数 : 1、4本
EOSのサポートフリー造形の新ソリューション「Smart Fusion」

Smart Fusionは、パウダーベッドに吸収されるレーザーエネルギーを測定し、高度なアルゴリズムで調整することでレーザー出力を自動調整できるためサポートフリーでの造形が可能となります。それにより時間の節約だけでなく後加工と材料使用量が削減でき、部品あたりのコストを低減させます。 主な特徴やメリット: ① リアルタイムでパラメーターを自動調整 ② 開発・製造リードタイムの短縮 ③ サポートフリー造形による部品単価の削減
EOSの樹脂粉末造形装置の造形パーツ

部品点数の削減や軽量化に成功している航空機パーツやエアダクトをはじめ、カスタマイズ造形を展開している眼鏡のほかサージカルガイドといった医療業界などへの造形事例をご紹介しました。
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乾式電解研磨装置DLyteやソフトウェア、保守サービスのご紹介
当社では3Dプリンティングのトータルソリューションをご提供しています。 海外製品のEOSとAMCMの3Dプリンターを安心してご利用いただけるよう、当社の導入後のアフターサービスについてご紹介しました。 ほかにも金属3Dプリンターの造形前に必要となる設計ソフトウェアや後処理のための研磨装置販売も行っています。

3Dプリンター導入後の保守サポート体制 当社では、3Dプリンター導入後もお客様へのサポート体制を整えています。国内外からのメンテナンス部品や材料粉末を蓄積した出荷実績をもとに在庫管理しており、万全な出荷体制でお客様のご要望に短納期でお応えすることができます。 詳細はこちら 乾式電解研磨装置 「DLyte」 エッジを残す高品質な研磨を、機械化で実現。 研削から鏡面仕上げまでの自動化が可能で、形状・寸法を維持しつつ、面の粗さ改善および、鮮やかな光沢が得られることから、歯科・医療・自動車・航空宇宙などの業界で活用する、イオン交換樹脂に電解液を含侵させた乾式電解研磨装置です。 詳細はこちら 付加価値設計ソフトウェア 「nTop」 従来のCADソフトなどでは困難であった複雑な形状の設計を容易に行うことができます。 nTopの主な特徴: ① 開発サイクルの短縮化 ② 複雑形状の設計 ③フィールドドリブン設計 詳細はこちら 次世代サポート設計ソフトウェア 「AM-Studio」 金属積層造形に特化したサポート及びプロセス設計が可能です。 AM-Studioの主な特徴: ① データ処理プロセスの自動化 ② 理想的な造形配置の決定 ③ 革新的なサポート設計 ④ 造形前の固有歪み解析が可能 詳細はこちら
ブース内外でもプレゼンやセミナーを開催
Introducing ステージでは、ドイツよりEOS社とAMCM社のスタッフを招いて最新の技術や装置についてのご紹介をいたしました。



改めまして、ご来場いただいたお客様に感謝申し上げます。
また多くの方にお会いできることを楽しみにしております。
(株)NTTデータ ザムテクノロジーズでは、3Dプリンター、用途開発、受託製造、金属材料開発など、
3Dプリンティングに関する質問やお問合せを受け付けております。