プレスリリース:製造業向け金属3Dプリンター EOS M 290-2 400Wの販売を開始

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2024.06.26

プレスリリース:製造業向け金属3Dプリンター EOS M 290-2 400Wの販売を開始

株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズは、製造業向けの金属3DプリンターであるEOS M 290-2 を2024年7月より販売開始します。

EOS M 290-2は、L-PBF方式(注1)の金属3Dプリンターで世界シェアNo.1であり受賞歴(注2)のあるEOS M 290に、2本の400Wレーザーを搭載した連続生産に最適なシステムです。

デュアルレーザーを搭載することによって、シングルレーザーであるEOS M 290よりも造形時間が短縮され生産性が向上するため、製造する部品の単価を下げることが可能になります。

【背景】

EOS M290-2は、これまでEOS製3Dプリンターのカスタマイズを専門とするEOSグループのAMCM社(注3)が、AMCM M 290-2として開発・製造・販売を行っていました。様々な市場のニーズに応えるため、この度EOSの標準機としてラインナップしました。

これにより、EOS M 290シリーズはスタンダードモデルのEOS M 290、熱交換器やインダクターなどの用途で活用される銅や銅合金での製造に最適なEOS M 290 1kW、生産性を高め部品単価を下げるEOS M 290-2の3機種展開となります。

【特徴】

EOS M 290の信頼性はそのままに、デュアルレーザーで造形時間を短縮し生産性を向上することができるため、比較的小さいサイズの部品の連続生産に適した金属3Dプリンターです。

北欧企業のAMEXCIがパイロットユーザーとしてEOS M 290-2を使用し、試験製造において部品単価を76%下げることに成功しています。

■EOS M290-2 スペック

造形可能領域(xyz):            250×250×325mm

レーザー         :            Yb-fiber laser 400W ×2本

スキャン速度  :   ~7.0m/s

フォーカス径  :   約85μm

  • 2本のレーザーが造形エリア全面をカバーできるフルフィールド オーバーラップ機能
  • ガスフローを最適化したことにより、シングルレーザーのEOS M 290と同等の材料特性を実現
  • 最大7.0m/sの冷却機能付きデジタルスキャナを搭載
  • EOS M 290と同等のプロセス品質と材料ラインナップ

【今後について】

EOS M 290-2は2024年7月より日本国内での販売を開始します。

NTTデータ ザムテクノロジーズでは、用途開発から製造まで3Dプリント技術の導入をワンストップで支援しています。

ご希望の材料種での造形や、3Dプリント技術の導入に向けた試作・開発をご希望のお客様は当社までお問合せください。

(注1) L-PBF: Laser Powder Bed Fusionの略称。レーザー粉末床溶融結合法と呼ばれ、産業用3Dプリンターで最も一般的な方式です。

(注2) EOS M290は多くのユーザー様に選ばれ、2021年度のEnterprise 3D Printer of the Year (Metals) Awardを受賞しました。

  https://3dprintingindustry.com/news/2021-3d-printing-industry-awards-winners-announced-198231/

(注3) AMCM社HP: https://amcm.com/

詳細は以下をご覧ください。

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  • 会社情報​ABOUT US

    VISION:AMをものづくりのあたりまえに
    MISSION:AMの実践者であり先導者として、産業化されたAMプロセスを実現する

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    AM装置の販売からメンテナンス、受託生産、ソリューション開発に至るまで、
    AMに関するさまざまな事業を展開しています。