作業の様子

TECH BLOGTECH BLOG

2025.11.10

金属3Dプリンターの酸素濃度計測の重要性

 こんにちは。当社ではEOSの3Dプリンターの導入後も安心してご利用いただけるように定期点検を実施しております。
またご導入いただいたお客様にも、3Dプリンターを活用していくために必要な基礎知識や操作方法はもちろん、安全に運用していただくためのトレーニングを必ず受講していただいております。今回は、安全にご活用いただけるよう3Dプリンターに搭載されている機能についてご紹介いたします。
EOS M 290 (Source:EOS)
EOS社の金属3Dプリンターは、稼働の際にアルゴンや窒素の不活性ガスを使用して造形室の酸素濃度を低下させています。これはレーザー照射時に粉塵爆発が起きてしまうのを防ぐことが理由の1つにあり、造形室内には酸素濃度を計測するセンサーが搭載されています。
安全性を保つために、EOS社では0.01%単位の精度で造形雰囲気を保証できる非常に高精度なセンサーを採用しています。また、酸素濃度が高くなると造形品質にも影響が出てしまうため、適切な造形雰囲気にすることは安全面以外の理由からも重要です。
参考記事:AM四方山話 #15 粉末材料の危険性
酸素濃度の計測センサーは、EOS社が推奨しているタイミングでの交換作業はもちろん、定期的なメンテナンスで劣化の兆候がないかの確認を厳密に行っています。3Dプリンターご導入後も安心してお任せください。

関連記事

会社概要​COMPANY

  • 会社情報​ABOUT US

    VISION:AMをものづくりのあたりまえに
    MISSION:AMの実践者であり先導者として、産業化されたAMプロセスを実現する

  • 製品・サービス​SOLUTION

    AM装置の販売からメンテナンス、受託生産、ソリューション開発に至るまで、
    AMに関するさまざまな事業を展開しています。