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【EOS 金属3Dプリンター】造形品の寸法精度と検査

2022/08/30

アプリケーション開発・受託製造 品質管理

金属積層造形の寸法検査

弊社ではEOS社の金属3Dプリンターで造形した製品の寸法を非接触式デジタイザ(ATOS)で測定をしています。

↑非接触式の三次元測定機

CADデータとスキャニングしたポリゴンデータを重ね合わせ、出来栄えを評価しています。
自由局面形状の多い3Dプリンターによる造形品には、このような非接触式での検査が有効です。

接触式3次元測定機ももちろん使用しないわけではありません。

図面などで基準や測定ポイントが明確なものは3次元測定機でも検査可能です。

↑接触式の三次元測定機

ATOSでの検査結果は自由なポイントを自由な偏差レンジで評価が可能で、エンジニアや顧客の要求で変化します。

測定ポイントそのものでの数値での評価に加え、カラーマップを使用した傾向表示も同時に行われ、評価イメージをとらえられやすいようにしています。

特に検査基準の指定がない場合は「ベストフィット」とよばれる方法で検査します。

これはCADデータと実際の造形物との偏差の平均値に最も近くなるような評価となっていて、自動的にフィッティングが検査ソフトにて実施されます。

一度製品を取りこんでしまえばあとから違った基準での検査、幾何公差の確認などが自由にできるところが接触式との大きな違いとなっています。

EOS金属3Dプリンターの寸法精度

形状や材質などにもよるのですが、これまでの弊社の経験上で言うとほとんどの製品が±0.15~0.2mm程度で収まっています。

お客様の要求に合わせるよう、サポート構造や熱処理レシピの考案、パラメータ開発を行っております。

寸法検査については、検査数としては原則全数検査となります。

抜き取り検査への移行も検討の余地はありますが、造形で複数個造形したもの、例えば4個同時造形したとすると、

4個とも微妙に寸法に違いがあるため、弊社自身の要求として全数検査を行っております。

また、全数検査は出荷後のトレーサビリティを維持するためにも重要となります。

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