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3Dプリンター向け設計ソフト nTopology アップデート内容(7, 8月)

2022/09/22

nTopology アプリケーション開発・受託製造

みなさま、こんにちは。開発部の川浦です。
7, 8月のnTopologyアップデート内容をお知らせいたします。

Version 3.29

トポロジー最適化の経過グラフ表示

Topology Optimization

ブロック詳細情報のDisplayタグから、計算回数を横軸とした目的関数の収束と制約条件要素の変化をグラフで確認することができます。
対応している応答は機械的コンプライアンス、体積率、変位、応力です。
ブロックが変数化されていない場合、リアルタイムで描画されますが変数化されている場合は結果のみとなります。

ブロックの更新

Merge Lattice

従来はDistanceの入力値より近い距離の頂点を統合していましたが、この入力は削除されました。
単純に複数のラティスのビーム情報を1つにまとめるだけで、形状は変化しません。
従来と同じ動作が必要な場合はCollapse Lattice Verticesブロックを組み合わせます。

Mesh from Implicit Body

Sharpenオプションがオフの場合のメモリ消費量と処理速度が改善されました。

Version 3.30

CADパーツのインポート仕様変更

Import Part

アセンブリファイルをインポートした場合、構成部品はbodiesリストではなくcomponentsリストで定義されます。
componentsには以下のプロパティが含まれます。

  • instance (アセンブリとして位置合わせをした後の状態)
  • placement (位置変換情報)
  • template (その部品単体の座標情報を基にした状態)

※このブロックを更新した場合はファイルの参照をやり直す必要があります。

オリジナル単位セル形状の作成方法追加

Custom Unit Cell(旧名Custom Implicit Unit Cell

ブロックの入力ドロップダウンリストから2番目を選択してください。(β機能になります)
従来はインプリシットモデルからの形状定義のみでしたが、ビーム情報で形状を定義する機能が加わり、後から太さを変えることができるようになりました。


Graph入力にはGraph from Line Segmentsブロックを使用してnTopology内で作成した形状か、Import Lattice Graphブロックで外部からインポートした形状を使用します。
また、Domain入力には境界の定義となる立方体が必要です。

2番目を選択
ビームが交差している場合エラーにはなりませんが警告が返されます。接触は問題ありません。
この例では中心から計10本のビームを定義しています。
Graph from Line Segments

上記で使用したブロックもこのバージョンからのリリースです。
オブジェクト表面のランダム座標からまっすぐビームを下すことでサポートを作成するなどの応用ができます。

解析結果の最大/最小値タグとプローブモード

解析結果のHUDメニューに、最大/最小値の場所とその値のタグを表示するボタンが追加されました。
また、プローブモードをオンにすることで任意の場所の値を表示し、右クリック→Add Probeでタグを残すことができます。

その他の機能改善

  • マウススクロールによるズーム方向を設定で逆転できるようになりました。
  • エラーの原因となっている入力パラメータの左側が赤く表示されるようになりました。
  • 逆方向検索が変数化されているブロックに対しても利用できるようになりました。

Version 3.31

カスタムブロックのアクセス性改善

ノートブック右上のImported Bolocksメニューで、インポートされたカスタムブロックを右クリック→Open、
もしくはノートブック内で既に使用しているカスタムブロック上で右クリック→Open Blockでカスタムブロックを直接編集できるようになりました。
プリセットのツールキットもExport Blockで外部出力することなく中身を確認することができます。

Backをクリックすることで元のノートブックに戻ることができます。

開いたカスタムブロックに変更を加えて戻った場合、以下のポップアップが表示されます。

  • カスタムブロックの入出力パラメータに変更がない場合は単にノートブック内のブロック更新を求められます。
  • 入出力パラメータに変更があった場合は、改めてノートブックへのカスタムブロック追加を求められます。
  • カスタムブロック内のカスタムブロック、つまり2階層以上離れたカスタムブロックを直接開いて編集し戻った場合、中間にあるカスタムブロックも更新するように求められます。
  • カスタムブロックに入出力がない場合は再編集を求められます。
Tips:
  • この操作によるカスタムブロックの更新が適用されるのは、そのカスタムブロックを開いたノートブックのみです。外部にあるカスタムブロックntopファイルは更新されません。
    更新されたカスタムブロックを新しいプロジェクトで使用したい場合、はエクスポートして上書きするかカスタムブロックntopファイルを直接開いて編集・保存する必要があります。
  • また上記の理由で、カスタムブロックを更新した場合、更新前と更新後両方のカスタムブロックがインポートされた状態になります。
    マウスオーバーで更新日時が表示されますので確認してください。
  • Remove Unused Blocksをクリックすると、使用していない方がリストから削除されます。

断面表示の高精細レンダリング

Ctrl+Hショートカットによる一時出来な高精細レンダリング機能は、これまではXキーによる断面表示中は無効でしたが
このバージョンから有効となりました。

通常表示しきれないインプリシットモデル
高精細レンダリング

Version 3.32

ノートブックのアウトライン表示

ノートブック名の左側にアウトラインの表示ボタンが追加されました。
ブロック及び変数名の一覧が表示され、選択するとノートブック内の対象のブロックにジャンプします。
また、選択したブロックを参照しているブロックは薄いハイライトで表示されます。

その他マイナーな更新やバグ修正が行われています。

詳細はnTopologyのヘルプをご確認ください。
導入のご相談やデモの希望など、nTopologyに関するご質問はお問い合わせまでお願いいたします。

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