こんにちは、XAMスタッフです。今日は前回のお話の続きから始めます。
このROBO君。
電源を入れて、ワークをセットして起動ボタンを押せば自動で切削され、希望の形状に出来上がり!! なんてことはなく。。 自動で切削出来るようにするには、大きく2つの工程を踏みます。
自動切削するための2つの工程
まずは、希望の形状をデータ化します。 3次元CAD上でソリッドやサーフェスを駆使し形にしていきます。 1行でさらっと書いていますが、ここが1番の要であり時間もかかります。
画像は簡単な形状のものですがそれでも穴位置や深さ等、それぞれの寸法に意味を持たせていきます。
そうして出来上がったデータをCAMへ移します。 CAMとは、加工プログラムを作成することです。 加工プログラムとは、この工具を○○回転で回して、この経路をこの速度で通ってね、と指令していくことです。
シミュレーションを繰り返し、加工に問題がないことを確認しながら作業します。 大丈夫!という段階まで来たらいよいよ切削です。
CAM上で設定した原点と実際の原点を合わせ、工具とその長さを確認したら起動します。 ここから自動ではありますが、よほどの自信がないとROBO君から離れることは出来ません。 1つ目の切削が無事終了したら、ようやく冒頭の状態になります。
次回は造形物の切削についてです。