作業の様子

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2023.06.12

AM造形後の後加工(切削)②【金属3Dプリンター】

こんにちは、XAMスタッフです。今日は前回のお話の続きから始めます。

このROBO君。

ロボドリル
電源を入れて、ワークをセットして起動ボタンを押せば自動で切削され、希望の形状に出来上がり!!

なんてことはなく。。

自動で切削出来るようにするには、大きく2つの工程を踏みます。

自動切削するための2つの工程

まずは、希望の形状をデータ化します。
3次元CAD上でソリッドやサーフェスを駆使し形にしていきます。
1行でさらっと書いていますが、ここが1番の要であり時間もかかります。

画像は簡単な形状のものですがそれでも穴位置や深さ等、それぞれの寸法に意味を持たせていきます。

切削準備①
そうして出来上がったデータをCAMへ移します。
CAMとは、加工プログラムを作成することです。
加工プログラムとは、この工具を○○回転で回して、この経路をこの速度で通ってね、と指令していくことです。
切削準備②
シミュレーションを繰り返し、加工に問題がないことを確認しながら作業します。
大丈夫!という段階まで来たらいよいよ切削です。
CAM上で設定した原点と実際の原点を合わせ、工具とその長さを確認したら起動します。
ここから自動ではありますが、よほどの自信がないとROBO君から離れることは出来ません。
1つ目の切削が無事終了したら、ようやく冒頭の状態になります。
次回は造形物の切削についてです。

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