みなさま、こんにちは。開発部の川浦です。
2023年2月のnTopologyアップデート内容をお知らせいたします。
Version 3.41
ノートブックアウトラインの表示機能追加
ノートブックアウトライン上の変数やブロックは、マウスオーバーで注釈と数値が表示されるようになりました。
Version 3.42
ブロックの追加
Cylindrical Restraint (β)
解析において、円筒に沿った拘束条件を定義し、以下それぞれの入力値で変形方向・変形量を制御できます。例えばTangentialのみを空欄にすると、軸からズレることなく回転方向の変形が自由になります。
- Radial:半径方向
- Tangential:接線方向(回転方向)
- Axial:軸方向
円筒軸は自動で検出されますが意図と異なる場合は手動で入力可能です。Displacement Restraintと比較すると、座標軸に対して直交でない回転軸に対する定義が容易になります。
Remap Constraint(β)
トポロジー最適化において、Remap Fieldのように座標軸そのものを制御した制約を与えることができます。一定方向へ周期性を持たせたり、対称性のある形状を求めることができます。
下の図の例では、2軸の座標値を絶対値にすることで2方向への対称制約としています。
最適化リボンの更新
トポロジー最適化に使用するブロック一覧の“Optimization”リボンが更新されました。ここにはカスタムブロックも含まれており、これまでオプションだった“Topology Optimization”ツールキットのリボンは削除されています。
その他マイナーな更新やバグ修正が行われています。
詳細はnTopologyのヘルプをご確認ください。
導入のご相談やデモの希望など、nTopologyに関するご質問はお問い合わせまでお願いいたします。