3Dプリンティング・AM技術の展示会Formnext Forum Tokyoのご報告

ニュースNEWS

2023.10.27

3Dプリンティング・AM技術の展示会Formnext Forum Tokyoのご報告

 2023年9月28日~29日の2日間、3Dプリンター(アディティブ・マニュファクチャリング技術)の展示会であるFormnext Forum Tokyoが開催されました。

今年度は当社としての出展は行わず、EOS社による出展となりました。

本記事では会場の当日の様子をご紹介いたします。

Formnext Forum Tokyo (フォームネクストフォーラム東京 2023)

会場 : 東京都立産業貿易センター 浜松町館 4F

会期 : 2023年9月28日(木) ~ 9月29日(金) 10:00~17:00

EOS社のブース

 EOS社のブースでは、サポートフリーでの造形を叶える”Smart Fusion”についてや、

EOS装置のカスタマイズ機(AMCM機)による大型造形や微細造形についての展示を行っておりました。

 AMCM社はEOS社が100%出資する、EOS装置のカスタマイズを専門とする会社です。

写真の大きな銅のサンプルはAMCMの装置で造形されています。

AMCMでは、EOSの装置をベースとし、造形領域やレーザー本数・種類・出力等を

お客様のご希望に合わせてカスタマイズします。(詳細は製品ページより「カスタマイズモデル」を選択し、ご参照ください。)

 こちらは「造形まま」の状態のサンプルです。

一般的に45度より低い角度にはサポート構造が必要と言われていますが、Smart Fusionを利用することで10度でもサポートレスな造形が可能になります。

Smart Fusionについてはこちらの記事をご参照ください。

 こちらは樹脂製の3Dプリンター、EOS P396で造形した空気入れが不要なバスケットボールです。

重量やサイズ、ボールをついた際のリバウンドについては、規定のバスケットボールの性能とほぼ一致しています。

今後、スポーツ用品の分野でより広くAM技術が活用される可能性を示すものとなりました。

ご紹介した内容についての詳細説明をご希望の方は、担当営業もしくは問合せフォームよりご連絡ください。

その他のブース

その他のブースを一部ご紹介します。

生地への3Dプリント技術の開発(ストラタシス・ジャパン

 生地に直接3Dプリントできる技術で、奥行のある高い表現力はもちろん、生産性の向上が叶います。

ファッションショーだけでなく、高級車の内装としても利用されているとのこと。

3Dプリントから表面の加飾まで可能なサービスビューロー(株式会社クリモト

 株式会社クリモト様はEOS装置を4台(EOSINT P730×3台、EOSINT P390×1台)ご導入いただいているユーザー様ですが、他にもさまざまな方式・メーカーの3Dプリンターを所有されており、幅広いニーズに応えることができる企業様です。加飾技術にも優れており、造形から表面加工まで一気通貫で対応されています。

フード3Dプリンターの販売(ミツイワ株式会社

 こちらは食べ物を3Dプリントするフード3Dプリンター。利用しているのはカルビーのマッシュポテトで、好きな形に造形できます。アプリケーションとしては飴細工やチョコレートのオーナメントなどもあるそうで、卓上で素早く簡単に形にできるため、ケーキ屋やレストランでの導入実績があるとのこと。

最後に

 いかがでしたでしょうか。AM技術は日々進化しており、日本の市場も盛り上がっています。

2023年11月7日(火)~11月10日(金)の日程で、ドイツでFormnext2023が開催されます。

世界中のAM技術(アディティブ・マニュファクチャリング技術)が集結する、世界最大級の国際見本市となります。

ドイツが本社となるEOS社も出展し、当社も日本のお客様へのご対応ができるようブースに常駐しております。

 次回、当社は日本最大級のAM技術の展示会であるTCT Japan(2024年1月31日~2月2日)に出展いたします。

皆様にお会いできるのを楽しみにしております。


(株)NTTデータ ザムテクノロジーズでは、
3Dプリンター、用途開発、受託製造、金属材料開発など、3Dプリンティングに関する質問やお問合せを受け付けております。

関連記事

会社概要​COMPANY

  • 会社情報​ABOUT US

    VISION:AMをものづくりのあたりまえに
    MISSION:AMの実践者であり先導者として、産業化されたAMプロセスを実現する

  • 製品・サービス​SOLUTION

    AM装置の販売からメンテナンス、受託生産、ソリューション開発に至るまで、
    AMに関するさまざまな事業を展開しています。