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2023.05.22

サポート設計ソフトの導入事例 ―AM-Studio 編―【EOS 金属3Dプリンター】

今回は、金属3Dプリンター専用のサポート設計ソフトCADS Additive社のAM-Studioを導入しましたのでご紹介いたします。

金属積層造形(金属3Dプリンター)で製品を造形する際、「サポート」と呼ばれる足場の設計が必要となることがあります。
今回ご紹介するのはサポート設計に特化したソフトウェアです。

「AM-Studio」とは、
金属積層造形に特化したソフトウェアで、パーツのオリエンテーションを始めとして適切なサポート設計、
レーザー照射パラメータなどの造形データの作成が可能です。
操作性が非常に優れているため、トレーニングを受けなくても直感的に操作が可能です。
また、2023月2月のアップデートで造形時の熱歪みを解析できるようになり、その結果からのサポート設計や逆変形も可能になりました。
こちらは弊社が造形時の固有ひずみ解析ソフトとして以前から利用している”Simufact Additive”のアルゴリズムが
AM-Studioに搭載された形となります。

サポートを設計する上で、製品の形状を保持するための強度、熱逃げ、除去性等様々な要件を満たすことが重要となります。
導入にあたり、まずアルミニウム合金材にて造形性を確認しましたので、ご紹介いたします。
早速ですが、AM-Studioで付与できるサポートの種類すべて使い弊社のロゴ(XAM)を造形してみました。

金属3Dプリンター専門のサポート設計ソフトウェアAM-Studioを利用して設計し製造した部品①
金属3Dプリンター専門のサポート設計ソフトウェアAM-Studioを利用して設計し製造した部品②
金属3Dプリンター専門のサポート設計ソフトウェアのメニュー
幅約6cmサイズでの造形性は問題なく完成しました。
サポートの除去性も良いことが確認できました。

次回は、より体積の大きいものを造形し、造形性・サポート除去性・粉末の回収量を確認していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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    MISSION:AMの実践者であり先導者として、産業化されたAMプロセスを実現する

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    AMに関するさまざまな事業を展開しています。