検査員の力量はスキルマップによって管理されています。
大きく分けると、検査機器を使いこなせるオペレーションスキルと品質管理をするための知識スキルに分かれています。
検査機器の扱いは、時間とともに習得ができますので作業実績時間を積めば力量は上がっていきます。
一方で品質管理スキルについては基本は勉強すれば身につきますが、弊社で求められる品質管理は
改善の方法についても考察をする必要があり、造形をより深く知り得ていなければなかなか身につかない
スキルといえます。品質の改善のためには造形機についても知識を習得する必要があり、
今後私達が目標としなければならないものの一つになっています。
また検査結果は複合的な要素をみて判断する必要があり、材料としての知識や、
熱処理の知識なども必要で取得しなければいけないスキルがたくさんあることも事実です。
さらには基準の無い材質などもあり、管理値から基準を決定するといった作業もあり、
非常に重要なスキルが多いです。
機器を使えることと、使いこなせることは別物であり、この使いこなせる技術を習得し、
特殊工程を評価できるようになることが最終的な検査員の目標になっています。