
金属AM(金属3Dプリンター)の造形物をプレートから切り外す際、弊社ではワイヤーカッターを使用しています。 このワイヤーカッターは写真1のようにカットが終わったパーツはどんどん下に落としていくので、落ちたときに傷ついたら困ります。

そこで、落ちないように保持しようと思い、治具を製作しました。 治具の素材は熱可塑性の樹脂なので、写真2のように工業用ドライヤーで簡単に変形できます。 柔らかくして押さえつけると樹脂のプレートは簡単にパーツの陰型になります。

写真3のように落下防止カバーをマグネットアームで押さえてあげるとプレート上のすべてのパーツをカット後も保持できるので、落下によるダメージを防ぐ事が出来ます。

しかもカット中に流れ続けるエマルジョンの液体は、プレートと樹脂カバーの間を流れるので飛び散って周りを汚すことが減り一挙両得です。