こんにちは。DLyte担当の成川です。
今日は金属積層造形後のサンプルをDLyteで研磨するとどうなるかを、写真でご紹介していきたいと思います。
研磨事例(IN718)
IN718でAM造形後、ショットブラストで前処理を行ったものがこちら。


研磨前に測定した面粗度はRa 7.447でした。
DLyteで8時間研磨を行ったものがこちら。


研磨後の面粗度はRa 0.563でした。
エッジのダレが極めて少ない状態で、表面の粗さを大幅に改善しております。
ですが、「研磨に8時間か・・・」と思われた方もいらっしゃるのではと思います。
そこで次は、研磨時間を短縮したうえで鏡面研磨まで行った事例をご紹介いたします。
IN718でAM造形後の面を、サンドペーパーの400番まで手研磨を行ったものがこちら。

その後、DLyte研磨を1時間だけ行ったものがこちら。

いかがでしょうか。たった1時間で、私が映り込んでしまうほどの仕上がりです。
DLyte研磨前が切削面と同等レベルであれば、DLyteで鏡面状態まで研磨を行うのも短時間で簡単に可能です。
サンプル研磨サービス
XAMでは、DLyteでのサンプル研磨サービスを行っております。
対象鋼種
ステンレス鋼、インコネル、コバルトクロム合金、チタン、銅、マレージング鋼
*炭素鋼、その他鋼種は別途ご相談ください。
対象寸法
直径180mm x 高80mm 内に収まること。
(注)対象寸法内でも、形状により研磨できない場合がございます。
サンプルの状態
- 金属造形製品は、サポートを除去した状態でお願いします。
ショットブラスト後の研磨も可能です。 鋳造製品、切削製品の研磨ももちろん可能です。 - ご要望の研磨結果が得られない場合もございますので、あくまでも処分可能なサンプル片でお願いいたします。
- サンプルをご送付いただく前に、メールにて対象の図面または画像をお送りいただき、研磨可否のご連絡をさせていただきます。
- サンプル数 1個からお受けいたします。研磨条件による変化を比較する場合は、同形状のサンプルを複数ご用意ください。
ご興味のある方はぜひ一度お問合せください!