<出展報告>3Dプリンターの展示会「TCT Japan 2025」に出展

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2025.02.19

<出展報告>3Dプリンターの展示会「TCT Japan 2025」に出展

 東京ビッグサイトで2025年1月29日~1月31日に開催された「TCT Japan 2025 -3Dプリンティング & AM技術の総合展-」に出展いたしました。
多くのお客様が当社展示ブースにお立ち寄りいただき盛況の内に終了することができました。
誠にありがとうございました。当社ブースの様子を一部ご紹介いたします。
ブース内ではEOSとAMCMの装置のご案内やユーザー様の活用事例、当社の保守・メンテナンスサービスについてご覧いただきました。

当社ブース。ドイツからEOS・AMCMの社員も来日して対応していました。

【見どころ】 金属3Dプリンター「AMCM」の大型パーツ

ブースのメインエリアにAMCM M 8Kの造形パーツを展示いたしました。
最大1,600mmの高さまでの造形が可能となったAMCM M 8Kはすでに販売を開始しています。

搭載できるレーザー本数はM 4Kシリーズの2倍に、造形領域も約5倍に拡大し、より大型の造形を叶えることができるモデルです。
またnLIGHTレーザーを組み合わせることも可能で、レーザーの形状やスポット径を可変できます。
AMCMシリーズは、お客様ごとの用途に適した造形可能領域や光学系を自由に組み合わせることが可能となっており、
ニーズに合わせたカスタマイズ装置を活用することでユーザーは市場での競争力を高められます。


AMCM M 8Kのスペック:
造形可能領域  : W800×D800×H1,600mm
レーザー出力  : 400W、1kW、1.2kW
レーザーの種類 : Yb-fiber laser、nLight laser
レーザーの本数 : 8本

AMCMについて

AMCM社はEOS装置のカスタマイズを専門とするEOSの100%出資会社です。
レーザーの種類や本数、造形領域、ヒーティング温度、造形雰囲気などをご要望に応じて組み合わせ、オンリーワンな装置をご提案できます。
AMCM装置のラインナップは こちら

EOS、AMCMの3Dプリンターで造形したパーツ

Smart Fusionの技術を使用した造形パーツや、nLIGHTレーザーを搭載した装置で造形したパーツなどEOS、AMCMの技術力の高さをご紹介することができました。

Smart Fusionは、パウダーベッドに吸収されるレーザーエネルギーを測定し、高度なアルゴリズムで調整することでレーザー出力を自動調整できるためサポートフリーでの造形が可能となります。それにより時間の節約だけでなく後加工と材料使用量が削減でき、部品あたりのコストを低減させます。

Smart Fusionについては こちら


nLIGHTのAFXレーザーでは、1つのレーザーで7つの異なるビームプロファイルが選択できます。
スポット径は85μmから210μmの間で、造形の高速化やプロセスの安定性向上、そしてヒュームやスパッタの低減などを実現します。

nLIGHTレーザーについては こちら

EOSより樹脂3Dプリンター EOS P3 NEXT が新たにラインナップ

ブース内セミナーの様子
ブース内では、当社が販売している製品・サービスについてのセミナーを開催しました。
開催セミナーのなかで、先日ドイツで開催したFormnext 2024でも発表した新製品 EOS P3 NEXTについてもご紹介いたしました。

EOS P3 NEXTは、生産性を最大50%向上し、総所有コストを最大30%削減可能です。また複数の新材料の使用も可能となっており、これまで課題であった材料の再利用率を大幅に改善し、70~80%という驚異的な再利用率を実現させました。
EOS P3 NEXTのプレスリリースは こちら
EOS社製 樹脂3Dプリンターは こちら

3Dプリンター導入後のサポート体制

当社では3Dプリンティングのトータルソリューションをご提供しています。
海外製品のEOSとAMCMの3Dプリンターを安心してご利用いただけるよう、当社の導入後のアフターサービスについてご紹介しました。国内外からのメンテナンス部品や材料粉末を蓄積した出荷実績をもとに在庫管理しており、万全な出荷体制でお客様のご要望に短納期でお応えすることができます。

3Dプリンター導入後のサポート体制については こちら

3Dプリンター向けのソフトウェア

エンジニアリングソフトウェア 「nTop」
従来のCADソフトなどでは困難であった複雑な形状の設計を容易に行うことができます。

主な特徴:
① 開発サイクルの短縮化
② 複雑形状の設計
③フィールドドリブン設計

nTopについては こちら


金属積層造形機専用ソフトウェア 「AM-Studio」
金属積層造形に特化したサポート及びプロセス設計が可能です。

主な特徴:
① データ処理プロセスの自動化
② 理想的な造形配置の決定
③ 革新的なサポート設計
④ 造形前の固有歪み解析が可能

AM-Studioについては こちら

出展社セミナーの登壇

Introducing ステージでは、ドイツよりEOS社とAMCM社のスタッフを招いて最新の技術や装置についてのご紹介をいたしました。
Introducing Stageでのセミナーの様子(EOS GmbH)
Introducing Stageでのセミナーの様子(AMCM GmbH)

改めまして、ご来場いただいたお客様に感謝申し上げます。
また多くの方にお会いできることを楽しみにしております。


(株)NTTデータ ザムテクノロジーズでは、3Dプリンター、用途開発、受託製造、金属材料開発など、
3Dプリンティングに関する質問やお問合せを受け付けております。

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