金属AMはCADから直接的に自由形状や複雑な形状の部品を作成できるという特徴があり、設計に大きな自由度を与えてくれます。
特に、従来工法では製作が難しいラティス構造は金属 AMで造形できる代表的な構造であり、軽量化や断熱、衝撃吸収性の向上、
生体適合性の発現など、その機能形状の活用検討が進んでいます。
一方、その力学的特性データの不足や、複雑構造ゆえの構造解析におけるモデル作成の難しさなど、その応用には課題もあります。
今回、金属積層造形によるラティス構造を用いた軽量化を行った際の、圧縮強度や引張強度といった機械的特性を明らかにする研究を国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)様が実施し、当社も金属積層造形技術の面で参加いたしました。
当社にてX、スター、ジャイロイドの3種類のラティスパターンの3Dデータの作成及び金属積層造形を行い、品質検査後の製品をJAXA様に提供いたしました。
造形直後
取り出し後
品質検査後
関連情報
■研究の詳細はJAXA様公式Webサイトにて公開されております文書をご参照ください。
https://aerospacebiz.jaxa.jp/wp-content/uploads/2021/03/knowledge03_scene.pdf
■JAXA様の金属積層造形の紹介ページはこちら